新堀ギターフィルハーモニーオーケストラ
  Home    レビュー

趣味の音楽教室
3つの国際音楽専門校
最新のコンサートイベント 〜 コンサートレビューまで
 イベント
 イベント詳細
 レビュー
新堀メソードとは? 〜 最新の各種楽器・教材のご紹介
創立者・新堀寛己博士プロフィール
国際新堀芸術学院 楽器部 通信販売コーナー
その他

「Photo by 佐藤 敏優」

ひさりんの"ギタリスタス日本2006公演レビュー"

 こんにちは、ひさりんです。今回は、「ギタリスタス日本2006」横浜公演をレポートします。 ギタリスタス日本とは、ギターオーケストラの生みの親で当グループの音楽総監督である新堀寛己博士の指導のもとで、従来の伝統ギターだけでなく、27種類に及ぶ多彩な新堀メソードオリジナル各種音域ギターを用いて、ギターの独奏および重奏の分野でも、新時代の最先端サウンド(演奏法・編曲法)を追い求め、研究&発表し続けている演奏団体です。今年は7月8日(土)横浜公演「かなっくホール」と7月21日(金)伊豆公演「ターレガホール(日本ギター専門学校内)」の2公演が予定され、私は横浜公演を聴きに行ってきました。
 横浜公演の会場となった「かなっくホール」は、ギタリスタス日本公演では初めて使用する会場で、どんな響きのするホールなのか、それも楽しみでした。
 出演者(敬称略)は、レギュラーメンバーでベテランの坂本巧、金子勝也、哘崎考宏、寺田和之の他に、若手の田口尋夢、大宮洋美、サイネリア、SUEQ(スイック=鈴木エレクトリックギター・カルテット)、DANROKU(ダンロク=新堀ギター男性六重奏団)、鈴木富夫、学校法人国際新堀芸術学院藤沢校の優秀な学生および卒業生で構成された小アンサンブルの皆さんでした。
 トップを飾ったのは、学校法人国際新堀芸術学院4年在学中の大宮洋美。曲は、J.W.デュアルテ作曲のイギリス組曲。彼女は学生ながら、新堀ギターアンサンブルのメンバーとしても活躍中のテクニシャンでステージ経験も豊富。今回は、この独奏の他に小アンサンブルや哘崎考宏とのチェンバロギター二重奏にも出演しました。この独奏は、ちょっと緊張していたかな?でも立派な演奏でしたね!
 2番目に演奏した鈴木富夫は、昨年に続き2回目の独奏での出演。F.ターレガの「マラッツのスペイン風セレナーデ」を好演しました。次回も楽しみです。
 3番目は、学校法人国際新堀芸術学院藤沢校の優秀な学生たち(ソプラノギター/大宮洋美、プライムギター/高橋理絵、複弦プライムチェンバロギター/臼井康仁、ギタロン/田
中重次、パーカッション/萩原広充)および、卒業生で当音楽院フルート科講師としても活躍し始めた今福由美子による小アンサンブル「センテナリオ通り」(M.D.プホール作曲、臼井康仁〜黒田康子編)。今春2月に鎌倉芸術館大ホールで開催された、当グループの4つの音楽専門学校生有志による春季定期公演にて、1000名を超える大観衆を魅了し、アンケートの上位曲にも選ばれた同曲に、ソプラノギターと複弦プライムチェンバロギターが加えられた新しいアレンジ。各音域ギター群にフルートの加わった爽やかな響きは、うっとうしい梅雨空を忘れさせるような、ひとときの心地よい風のように今宵の聴衆を楽しませてくれたことでしょう。
 4番目に登場した哘崎考宏は、プライムギター独奏「ロンドンデリーの歌」(アイルランド民謡、武満徹編)を披露。ベテランらしい落ち着いた演奏で、叙情豊かに奏でました。
 打って変わって、次は新進気鋭の田口尋夢によるプライムギター独奏「グランソロOp.14」(F.ソル)。今や新堀ギターアンサンブルの新コンサートマスターとしても活躍中で、一躍その名をギター界に轟かせた彼ですが、今秋9月10日(日)ミューザ川崎シンフォニーホールにて開催される"新堀ギターフィルハーモニーオーケストラ2006公演"では、J.ロドリーゴの「ある貴紳のための幻想曲」のソリストにも抜擢され、好演が期待されています。今宵の、この長大な独奏曲(ベートーベンをして、ギターは小さなオーケストラであると言わしめた曲)では、最後まで終始気力抜けすることなく挑むがごとく弾き切り、若い男性らしいエネルギッシュな演奏で聴衆を魅了しました。
 前半最後は、癒しのエレクトリックギター・アンサンブルとして各地で人気を呼んでいるSUEQによる「キッズ・リターン〜サマー」(久石譲作曲、鳴海真祐編)。ひさりんは、SUEQの演奏を通しで聴くのは初めてだったので、とても楽しみにしていました。メンバーは、リーダーの鈴木雅宏(プライムギター)と、三島大介(アルトエレキギター)、小野雄飛(エレキギター)、鳴海真祐(バスエレキギター)、鈴木慎也(パーカッション)の若手男性5名からなるユニット。エレクトリックギターの、クリーンで美しい音色を生かした音作りを大切にしており、これからのレパートリーの拡充が期待されます。

 休憩をはさみ、後半はベテラン・エレキ奏者の金子勝也によるエレクトリック・アコースティックギター独奏「いつか王子様が」(C.フランク作曲、金子勝也編)からスタート。いつものように、打ち込みのカラオケをバックに、ゆったりとした癒しのサウンドが展開されました。
 後半2曲目は、寺田和之と田口尋夢によるプライムギター二重奏「タンゴ組曲より第1楽章」(A.ピアソラ)。新堀ギター音楽院きってのトップ奏者二人による夢の競演の第2弾。絶妙にコントロールされたベテランの技と、溢れる情熱が時に初々しさすら感じさせる新人の対比を興味深く聴きました。
 大宮洋美と哘崎考宏によるチェンバロギター二重奏「バロック風"夏は来ぬ"」(有馬礼子)は、この季節に相応しい1曲でした。爽やかなチェンバロギターの響きと薄いピンク色のドレスをまとった大宮洋美の初々しさが印象的でした。
 前半最後に出演したSUEQ同様に、新堀ギター音楽院の先生方によって企画運営されている、通称"金曜イベント"(詳細は、当HPのコンサート&イベント情報でもお知らせ中です!)で活躍中のユニット、サイネリアによる「エスパニア・ワルツ」(E.シャブリエ作曲、寺田和之〜サイネリア編)は、全員20代という若い女性たちの華やかでリズミカルな演奏が魅力的でした。とりわけ、リーダーの新堀奈夕のパフォーマンスが光っていました。
 何度かメンバーチェンジを繰り返しながらも根強い人気を保ち続けているDANROKUは、今回、新人の澤田直之(バスギター)、木津亜(ギタロン)を迎え、久々にジョンゴ(P.ベリナティ作曲、垂石雅俊編)を披露しました。6人の息の合った(息もつかせぬ?)絶妙な連携プレーは見ていて実に気持ちよく、会場からは盛大な拍手が送られていました。この素晴らしいパフォーマンスは、もう見るしかない!!
 プログラムの最後は、「ギタリスタス日本」会長で、奈良新堀ギター音楽院主宰の坂本巧によるプライムギター独奏。今回は、「吟遊詩人の調べより"愛の歌"」(J.K.メルツ)「南十字星」(M.D.プホール)の2曲が演奏されました。大大ベテランの貫禄十二分な演奏には何もコメントすることはありません。さあ、あなたも来年の「ギタリスタス日本」公演は、ぜひお見逃しなく!詳細は、当ホームページでも随時ご案内していきますので、お楽しみに〜♪(敏ちゃん、よろしくね〜!)


Copyright© 1997-2007, Niibori Guitar Academy, Co.Ltd. All Rights Reserved.