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こんにちは、ひさりんです。
庭の雪柳が白い花をつけ始めました。暖冬の今年は、桜の開花も早くなりそうだとか。
この"私的"レビューのページも、昨夏の湘南祭レポート以来、少し間があいてしまいましたね。
さて今回は、去る2月12日(祝)15:00〜、鎌倉芸術館大ホールを会場に開催された、新堀グループの4つの音楽専門学校「国際新堀芸術学院藤沢校&東京校、日本ギター専門学校伊豆校、新堀芸術学院上越校」でプロの演奏家や教育者を目指して、日夜研鑽に励んでいる学生有志たちによる春季定期公演のレポートをお届けします。
この春季定期公演は年に一度、毎年2月に開催されています。学生たちにとっては、この一年間の研究成果を公に披露し、その真価を世に問うものですから、最も重要なイベントの一つとなります。
新堀グループの4つの音楽専門学校(4N校)には数多くの優秀な学生が学んでいますが、この晴れ舞台で演奏できるのは各校予選を通過し、4校合同による厳正なオーディションに合格した優秀な学生だけ。その選り抜きの学生たちによる熱いパフォーマンスが、ギター独奏、各種ギターによる重奏、ギターオーケストラという多彩なプログラムで3時間近くにわたり繰り広げられました。
まず何と言っても、今年度は藤沢校を中心に優秀な最上級生が非常に多く育ち、N校が世界に誇る素晴らしい人材=21世紀の国際的リーダー(の卵)に成長した彼ら&彼女たちの学生生活をまさに総括したような活躍に目を奪われました。
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新しいスターの誕生!
今回の定演では、新しいスターが、まさに彗星のごとくデビューしました!
名前は、南口光恵さん。彼女は島根県出身で、中学・高校時代には吹奏楽部でも活躍。フルートパートを担当し、全日本吹奏楽コンクールでは全国的にもレベルの非常に高い県大会で素晴らしい成績を残しています。高校卒業後も、音楽を学び続けたいという想いが強く、進学先を探していたところインターネットで見つけたのが「国際新堀芸術学院藤沢校」でした。
専攻楽器をフルートではなくギターに変えた理由は、大好きな音楽を学ぶのに楽器は関係ない!と思ったからとのこと。ギターは全くの初心者の状態で入学しました。
初めは思うように弾けなくて、口惜しくてギターに涙のあとの残るほど泣いたこともあったそうですが、この学校に進学したことを後悔したことは一度もない、ということです。
藤沢校では素晴らしい先生方や、たくさんの友人にも恵まれ、また数多くのステージ体験(実習)を通して着実に成長して行きました。この間には、2度にわたる海外公演も体験しました。
そして4年生で最終学年となった今年の定演では、おなじみの女性四重奏(バスギター担当)の他に、なんと!難関のプライムギター独奏での出演も果たしたのです。演奏曲目は、バーデンジャズ組曲から第1楽章「シンプリシタス」(イルマル)。デザインも情熱的な深紅のドレスをまとった彼女は、1000人近い大観衆を前に絶妙のアゴーギクと音楽表現で心の暖まる演奏を披露。新堀学長から最高得点の評価を与えられました。
4月からは、新堀グループの教職員として勤務することも決まっており、これからの成長と活躍が非常に楽しみです。
それではプログラム順に、私の独断と偏見?でレポートしてみたいと思います。
まず、トップバッターをきったのは、藤沢校3年生の二人組。竹久航太君と近藤龍朗君によるプライムチェンバロギター二重奏ポーランド風パルティーより「序曲とアルルキナード」(テレマン〜近藤龍朗編)。息の合った二人の、大きなアクションを伴った若い男性らしい、のびのびとした演奏はスポットライトを浴びて大ステージに非常に映え、素晴らしい演奏だったと思います。
実は、この二人は昨年の定演にチェンバロギター三重奏で出場しています。その時は、共に演奏していた長田遼君と近藤君の演奏テクニックが非常に卓越していたこともあり、私としては竹久君が少し見劣りする感がありましたが、今年の定演における彼の成長ぶりには目を見張るものがあり、とても印象深く心に残りました。この一年の間、竹久君は藤沢校で定期的に開催されている、学生による"湘南サロンコンサート"に独奏でも毎回のように積極的にチャレンジしており、きっとその努力の成果も現れたのでしょう。
2番めに登場したのは、藤沢校高等部2年生の高橋あゆみさんと白石悠さんによるアルトギター二重奏です。この二人はギター部の名門校、船橋市立八木が谷中学校の出身で、中学生時代から二重奏を組んで一緒に演奏しています。今回は、モーツァルトのソナタK.545より「アレグロ」(熊谷達也編)を素晴らしいテクニックと美しい音色で愛らしく演奏してくれました。
彼女たちは、この後のプログラムで、高等部生による女性四重奏(この編成には、男性ギタロン奏者1名も入りますが、慣例でこのように呼ばれています)「お前のカーネーションをおくれよ」(スペイン学生歌〜橋本道範〜女四編)も演奏し、非常に高い評価を得ました。
この藤沢校高等部は、科学技術学園高校と提携しており、大好きな音楽を専門的に学びながら同時に、通信制で普通高校卒業資格も取ることが出来ますが、さらに今春から学校法人に昇格することが決定しましたので、今までより有利な条件で学べる(=音楽の専門教育を受けられる)ようになります。ギターや音楽の大好きな中学生の皆さんは、ぜひ高橋さんや白石さんに続いて、夢を実現して頂きたいと思います。
そして3番めに登場したのが、さきほど紹介した南口光恵さんのプライムギター独奏です。女性らしい繊細な表現と心暖まる演奏で、本公演中、最高得点を獲得しました。
4番めは、藤沢校第2部で学ぶ垣野友亮君と遠藤慎平君によるエレキギター二重奏「NRM3・07 '06」(新堀寛己〜手島道生編)。曲中には、アドリブのような激しいフレーズが挿入され、演奏者の個性やパッションの感じられるアレンジも面白く楽しめました。
プログラム5番と6番は東京校生による重奏で、フルートも入れたギター重奏による「花」(滝廉太郎〜新堀寛己〜いしづかまさとし編)と、エレキギターとパーカッションによる「スペイン」(コリア)が演奏されました。
東京校は、昨年より夜間部だけの専門学校になりましたが、大好きな音楽をもっと深く学びたいという方からプロ志望の人たちまで、昼間は会社勤めや他の学校で学びながら、また会社を定年退職されたり、主婦の方など、さまざまな人たちが学んでいます。ひさりんは東京校の出身なので、後輩の皆さんの演奏は、いつも楽しみに聴かせて頂いています。
「花」でバスギターを演奏した川島俊宏君、実に根気よく頑張っていますね。今回の重奏での出演おめでとう!また、「スペイン」でカウベルを叩いていた田端酒文郎君はヴォーカル科のマスターコースで研鑽を積んでいる学生ですが、歌心がリズム感にも現れていたようです。本ステージでは、とてもノリノリの演奏でアンサンブルを後ろから盛り上げていて、聴いている私まで楽しくなって踊り出しそうでしたよ!
その次は、タルタリア(田崎瑞博〜佐藤深雪編)。これは、踊り(パフォーマンス)も取り入れた7重奏です。編成は各種ギターの他に、ファゴットやディジュリドゥ、マンドロンチェロ、ガングルー、各種打楽器が駆使され、かなり演出的にも凝ったものでした。わがN校には多彩な才能の持ち主がたくさんいるのですね〜!メンバーで、アレンジも手掛けた佐藤深雪さんは舞踊が特技の才女で、昨秋に開催された藤沢校Bグループ公演で演奏された「花の宴」(藤沢校エレキ科主任教授の百瀬賢午先生作曲)でも、華麗な舞を披露しています。
8番目は、先述の藤沢校高等部生による女性四重奏(各種ギター五重奏)「お前のカーネーションをおくれよ」。この定演に出場するための4校合同の本選会では、並み居る先輩たちを差し置いて最高得点を獲得しています。鎌芸の大舞台でも、堂々と演奏出来ましたね!これからも大いに期待していますよ。
9番目は、大宮洋美さんによるプライムギター独奏「森に夢みる」(バリオス)。
彼女は、藤沢校副学長の大宮哲先生を父に持ち、恵まれた音楽環境の下にすくすくと成長しました。高等部入学以来、この定演には独奏でも毎年出演。また、在学中は全日本ギターコンクール独奏部門(2003年度)にて優勝。NE(新堀ギターアンサンブル)やNフィル(新堀ギターフィルハーモニーオーケストラ)のプロ奏者としても活躍しています。最上級生になった今年は、藤沢校ギターオーケストラ〈Bグループ〉のコンサートミストレスも務める等、学生たちのリーダーの一人として頑張って来ました。今宵の独奏では、タイトルのごとく夢みるような、幻想的で美しいトレモロを奏で、大観衆を魅了しました。
10番目は、藤沢校生によるDANROKU(男六=男性六重奏)「ジョンゴ」(ベリナティ〜垂石雅俊編)です。彼らは、昨年秋に行われた全日本ギターコンクール重奏部門で最優秀賞にも輝いているグループで、その演奏は非常によく研究されており、素晴らしい呼吸を伴った、6人の切れ味のよいシャープな連携プレーには、ただ感心するばかりでした。一つだけ注文をつけさせてもらえれば、特に第1プライムギターの音がマイクでうまく捉えられていなかったせいなのか、私の席(3階の右側最前列)からは、あまりよく聞こえなくてバランスが今一つだったのが残念だったかな?PAの調整も演奏の課題の一つですね。
11番目は、これも昨秋の全日本ギターコンクールのエレキギター部門で第3位の栄誉に輝いた清水隆君によるエレキギター独奏で、リブラ・ソナチネより第3楽章「フォーコ」(ディアンス〜手島道生編)。演奏は、まるでスポーツカーの運転でも楽しむ血気盛んな若い男性ドライバーがアクセルを最初から踏みっぱなしで走るがごとく、出だしから飛ばし気味で始まったエネルギッシュな演奏で完走しました。私としては、何だか少しドキドキしたけれど、さすがに速弾きギタリストの面目躍如!というところでしょうか?!
12番目は、藤沢校生による女性四重奏リトルマーメイドより「パート・オブ・ユア・ワールド」(メンケン〜百瀬賢午編)。
メンバーは、大宮洋美さん(アルトギター1)、高橋理絵さん(アルトギター2)、角谷仁保子さん(プライムギター)、南口光恵さん(バスギター)、田中重次君(ギタロン)の5名。全員4年生で、このメンバーでの出演は、昨年に続き2度めとなります。このグループも、非常に優秀な演奏者で構成されており、昨年の全日本ギターコンクール重奏部門にて特別金賞を受賞しました。当日も安定した演奏で、南口さんの独奏に続き、次の高い評価を得ました。
13番目は、エレキギターアンサンブル「グラウンド・オブ・サンシャイン」(高橋洋介)。
作曲者で、このアンサンブルのメンバーである高橋洋介君は、頭に"超"がつくほどの速弾き大好きなエレキギタリストです。その少しのんびりとした外見とは裏腹に、超速ピッキングで縦横無尽に両手を駆使する彼のプレイスタイルには誰もが圧倒されてしまうでしょう。毎月、藤沢校で開催されているライブ実習"Let's groove!"や、各期末毎に開催されるオーディションで選ばれたバンドだけが出演することの出来る"Live Revolution"では自作曲をひっさげ、同じく"凄腕の"ドラマー萩原広充君とベーシスト白井健一君とともにインスト・バンドAll roundとして登場!この3人によって繰り広げられる超絶技巧のステージは、見るもの聴くものを圧倒し、他の追随を全く許しません。すごい!の一言だけ。ひさりんは、ただただ感心するばかりです。
さて今回の曲はプログラムの解説によると、「延々と広がる壮大な大地へ、澄み切った青空に光り輝く太陽から降り注ぐ日差しをモチーフに作曲」されたとのこと。「その壮大な世界を表現するために、パーカッション、ドラム、ティンパニを取り入れ、低音パートには5弦ベース、中音域〜高音域は3本のエレキギターで担当。さらに超高音域を得られる新堀オリジナルアルトエレキギターを加え、重厚感のあるサウンドを実現」。
ステージでの演奏は、各人の遊び心もいっぱいで純粋に演奏&音楽を楽しんでいる今どきの若者らしい姿と、一度聞いたら忘れられないピュアでまっすぐなメロディや音作りで多くの聴衆の心を捉えたことでしょう!
メンバーは高橋君の他に、三重堀敦志君(エレキギター1)、高垣淳君(エレキギター2)、鈴木一平君(エレキギター3)、白井健一君(エレキベース)、村松道尚君(カホン他、各種パーカッション)、萩原広充君(ドラム他、各種パーカッション)、武田宏君(ティンパニ他)。
前半最後の曲目は、藤沢校生による合唱「クイーン・メドレー」。
ヴォーカル科の名物教授ビッキーこと綿引あやの先生指揮によるユニークな、合唱によるパフォーマンス。最近、ミュージカルにもなったロックバンド「QUEEN」の代表作「We will rock you」と「Let me live」をメドレーにし、合唱とバンドによる編成にアレンジ。足踏みとハンドクラップ(手拍子)で曲を盛り上げ、聴衆も巻き込んで、たくさんの拍手が送られていました。拍手の長さでは、この曲が一番でしたね!男性的なアクティブな場面と、女性らしい静的な場面も効果的に演出されて、視覚的にも楽しむことが出来ました。
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後半は、各校による合奏のステージです。
新堀グループは、ギターオーケストラで世界的にも、とても有名です。6000年の歴史を有し、すべての楽器の母であるギターを用いて、心の糧になるよい音楽をバランスよく学ぶことが出来る上に、人格の陶冶にも効果的な"ギター合奏"の本家本元であり、この授業は学生の必修科目になっています。
最初は、日本ギター専門学校(伊豆校)生による「見上げてごらん夜の星を」(永六輔〜日本ギター専門学校編)。これは女性ギターアンサンブル伴奏による男性合唱で、故・高久慶三郎教授により開拓され、伊豆校の伝統のレパートリーとなっています。歌を学ぶことで、器楽奏者の陥りやすい欠点を補い、フレーズ感・呼吸法・アーティキュレーションなど数多くを学べるため、伊豆校では必須カリキュラムとされています。
次は、新堀芸術学院(上越校)生によるギターアンサンブルで、モーツァルト作曲のディベルティメントK.439bより第1楽章「アレグロ・ブリランテ」。上越校はギター製作科が有名ですが、将来、教育者を目指す学生も学んでいます。学生数は多くはありませんが、松本俊雄名誉教授の伝統を引き継ぐ美しい音を基本に、今宵のステージでも心の温まる演奏をプレゼントしてくれました。学生数の減少により、最近はその存続も危ぶまれるほどですが、この素晴らしい学校が地域や日本の財産として大切にされ、多くの方々の勉学や生涯学習の場として大いに活用されるように願っています。ギター製作科も初歩から丁寧に教えてもらえますから、少しでも興味のある方は、どうぞ気軽に問い合せてみては如何でしょうか?
3番目は、藤沢校第2部(夜間部)の学生による合奏「夕景色」(安楽紘光〜新堀寛己編)。藤沢校第2部は、若者から熟年世代の方々まで、たくさんの学生で賑わっています。音楽を愛好する人たちが世代を越えて集い、その交流を通して互いにさまざまな事柄を学べる貴重な機会が、ここにはあります。たぶん悩みごとを親身になって聞いてくれる人もいるでしょうし、狭くなりがちな視野を広げるチャンスは、いっぱい!アンサンブルやバンドを一緒に組んで研究し合える(楽しめる)友人も、すぐに出来るでしょう!この日の演奏もまさに、いろいろな世代の人々が一つのハーモニーを心を合わせて奏でたことにより、今や忘れられそうになっているノスタルジックな暖かい響きが会場を満たしました。
次の、伊豆校生によって演奏された「ワルツop.64-2」(ショパン〜新堀寛己編)は、高度なアゴーギグを伴うショパンのピアノ曲がギターアンサンブル用に編曲されたもので、高いアンサンブル技術と美しい音色の要求される作品です。初代ドリマーズで初演された時には、その高度なアゴーギグと完璧なテクニック、さらに演奏者の美しい音色で聴衆を圧倒的に魅了したと聞いていますが、その再現を目指して演奏家養成専門校の伊豆校生たちがチャレンジしました。NEでも活躍している、コンサートミストレスの大友綾さん(宮城県大河原商業高等学校ギター部出身)の高度な表現が非常に印象に残りました。
その次は、東京校生による「デジャヴュ」(いしづかまさとし)。
東京校は、第2部(夜間部)だけの音楽専門学校です。この「デジャヴュ」は、東京校主任の石塚政俊教授によるオリジナル作品で、もともとは弾き語り用に作曲されていましたが、それを合奏用にアレンジしたものです。ステージでは、ベースの弾むようなリズムに乗って、ポップで楽しい演奏が繰り広げられました。
石塚先生による合奏曲は、簡単なメロディやフレーズが実にうまく組み合わせられて、一つの素晴らしい作品になっているものが多く、どんな人でも演奏レベルに合わせて楽しく参加することが出来るのも特徴です。簡単なフレーズから基本のリズムを修得し、無理なく楽しく上達することが可能ですから、いろいろな学生の学ぶ東京校には最適の先生と言えるかも?!東京校の皆さん、これからも頑張って下さいね〜♪
再び、伊豆校生による合奏で、ヴィヴァルディの四季より「冬」(日本ギター専門学校編)。ソリストは、4年生の中野暁人君で、新堀オリジナルアルトエレキギターを用いて、超絶技巧を披露してくれました。ギターをバリバリ弾きたい人は、伊豆校を目指しましょう!
次は、お待ちかね?近年おなじみとなった各音域エレキギター群を入れた意欲的な試み。藤沢校ギターオーケストラによる「Bridge to Heaven」(ロート〜百瀬賢午編)です。
原曲は、'06年冬季トリノオリンピック女子フィギュアスケートで金メダルに輝いた荒川静香選手がフリーの演技で使用したことで大きな注目を集めた、プッチーニの歌劇「トゥーランドット」より"誰も寝てはならぬ"ですが、ロックギタリストのウリ・ジョン・ロートがアレンジしたものを本校エレキ科主任の百瀬賢午教授がギターオーケストラ合奏用に改作し、このたびの初演となりました。
ヴォーカルソロは、本校ライブでも大活躍している安藤誠君。それから、さきほども紹介した高橋洋介君が、この曲でもアルトエレキギターソロを務めました。アルトエレキギター&バスエレキギターは開発されたばかりで、トレンディな楽器なのです!
さて、藤沢校のライブラリー&ミュージアムNに勤務している私は、建物のすぐ上の階にある「フルハーモニースタジオ」から漏れ聞こえてくる練習音で、今回の新曲がどんな曲なのか多少知ってはいましたが、実際に確かめたのは本番がはじめて。曲が始まるやいなや、真っ先に目につくはずの藤沢校ドラム科学生の"KING"ハギこと萩原広充君の姿が見当たらないので、びっくりし、その姿を思わず探してしまいました!オーケストラ中を見回したあげく、何とギターを弾いている彼を発見。う〜ん、これは一体どういうわけ(作戦)なのかしらと一瞬考え込んでしまいました。ハギも最終学年なので、ギターオーケストラでギターを思いっきり弾きたかったのかな、とか・・・。
曲が進んでいくと、彼と他の数人の学生が今まで弾いていたギターを置いて、後ろへ急いで移動するではありませんか!彼らがパーカッション等の所定の位置へ到着したのを確認して、「あ〜!そういう演出だったのね!」と納得したわけです。それにしても、ちょっと、びっくり!それほど、ハギの存在は藤沢校では大きいわけなのです!
それにしても今年は藤沢校から非常に優秀な最上級生(卒業予定の学生)がたくさん育ちましたが、学生生活の総括とも言える定期演奏会を成功させるために、それぞれどんな想いを込めてステージに臨んだのでしょうか?
このエレキギター群を加えたオーケストラの演奏では、クラシックギター科で高等部から学び、今春卒業予定のテクニシャンの女子学生がエレキギター群の一人として飄々と演奏していたり、意気揚々と大きなアンプの上に陣取って(最初は、座席のイスに乗って演奏しているのかと思いましたが・・・)演奏しているベースの白井ちゃんとか、etc.。もう学生たちは、遊び心もいっぱいで、それぞれ思い思いに×2で演奏を楽しんでいたようです。その様子を見て、つくづく彼ら&彼女たちと学生時代の私とでは、演奏に取組む姿勢に、天と地ほどの差のあったことに気づかされました。遊び心というのは、演奏家にとって、どれほど大切なことなのでしょうか。
曲が終わるや、ウッチーことエレキギター科の内田裕之君が舞台の前方に躍り出て来て、演奏の喜びをまさに体で表現しているかのようでした。余談になりますが、ウッチーはすごい才能と可能性を秘めている学生のようですね。それは、毎回のライブでも感じてはいましたが、はっきりと実感したのは先日の卒業演奏会でした。彼も今回卒業することになり、晴れの演奏会でソリストを友人たちとともに務めたわけですが、演奏が始まるやいなや、スイッチがONになり、彼の身体から"弾けるようなリズム(ビート)"が自然に湧き出て来るのをビンビンと感じるのです。きっと他のお客様たちも、それは同様だったのではないでしょうか?つまり彼の演奏に接した聴衆は、いやでも"乗り乗り"状態にならずにはいられないのです。ウッチーは、演奏者魂を感じさせる希有な、すごいエレキギタリストなのかも知れません。
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定期演奏会の最後を飾ったのは、4校合同ギターオーケストラによる「日本の旅情」(サンルーカル〜新堀寛己編)です。
この曲は、近年この定期演奏会の最後の締め括りとして毎年演奏されています。スペインのギタリスト、マノーロ・サンルーカルが来日した折に、新堀ギターオーケストラに強く感動し、帰国後も「涙がにじむほどの想い出」と語って、作曲のペンを走らせた叙情あふれる曲なのですが、さらに新堀学長の名編曲により2本のソロギターとギターオーケストラの協奏曲に生まれ変わりました。すなわち、ピアノ、フルート、キーボード(チェロ)とコーラスも加わって、大変に色彩豊かな素晴らしい作品となりました。音楽の総合力と南欧風のギターの味わいが楽しめるギターオーケストラ作品です。
舞台では男女合わせて、5〜6名のソリストが指揮者を囲むように半円にぐるりと座り、総数200名近い演奏者からなるフィルハーモニーギターオーケストラがステージ狭しと広がりました。その演奏する姿とサウンドは壮大で、圧巻!終了後は、会場から暖かい拍手を頂いて、およそ3時間にも及ぶ演奏会の幕が降りました。でもね、ひさりんの実感では、あっと言う間の3時間でしたけれど♪
みんな、お疲れさま〜!素晴らしい時間をプレゼントしてもらって、どうもありがとう!!
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