新堀ギターフィルハーモニーオーケストラ
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新堀ギターオーケストラ'97

クリスマス・チャリティ・コンサート



温かい募金、心よりお礼を申し上げます

 チャリティ−コンサ−トとしてすっかり定着した新堀ギタークリスマスコンサ−ト。各地の皆様から寄せられた心温まる募金は今回で94,137円になりました。これに演奏会の収益の一部、50,000円を加えた144,137円を、1月8日付けで日本赤十字社神奈川県支部に寄付させて頂きました。ここに紙面をお借りしてご報告させて頂くと同時に、ご協力頂いた皆様にこの紙面をお借りし、全演奏者、スタッフを代表して心よりお礼を申し上げます。どうもありがとうございました。


全国から“最高のクリスマスプレゼント”との熱いお便り


「ウィーンの森のワルツ」を指揮する新堀寛己先生
 今回は11月下旬の上大岡公演を皮切りに、名古屋、川崎、上越、小田原、沼津、東京、横浜と、本部管轄では計8公演を行い、遠く奈良や岡山といった全国の教室でも、年末恒例のチャリティ−コンサ−トとして毎年続けられて来ました。33回目を迎えた今年のコンサートは今年も大盛況のうちに終わり、各地から感謝のお便りや喜びの声がたくさん届きました。
 さて、それでは早速このホットなコンサ−トの模様をお伝えしましょう。今回は伝統の新堀ギターオーケストラを中心に特別ゲストを迎えた多彩な内容のAプロと、NE(横浜・東京新堀ギターアンサンブル)を中心としたアットホ−ムでホットなBプロを各地で行ないましたが、ここではAプロの曲目を中心にお伝えする事にします。


二人の女性指揮者が実力アップ!

   今回の東京公演のトップバッタ−は、特別出演の西荻ギタ−オ−ケストラお茶の水ギタ−オ−ケストラです。昨年の10月に行われた「全日本ギタ−コンク−ル」で、見事「金賞・プレラ賞」に輝いた2つの伝統ある合奏団です。両オ−ケストラとも大変個性ある曲目を披露してくれました。
 西荻ギタ−オ−ケストラでは、昨年のコンクールで初参加ながら見事「指揮者賞」を獲得した小池陽子先生が、前任の石塚政俊先生のオリジナル曲「NRM・BABABA」を披露してくれました。これはサンバ風の曲で、新人離れした安定した指揮と楽しい演奏に驚かされました。
 お茶の水ギターオーケストラは、沖縄民謡の「てぃんさぐの花」「谷茶目」(たんちゃめ)をミックスした曲を披露してくれました。沖縄風の衣装を身にまとい、本物の沖縄民族楽器「三線(さんしん)」(=本土の三味線にあたるもの)の演奏をバックに、かけ声やNRMを効果的に加えた、実に素晴らしいオ−ケストレ−ションを施しての好演でした。


感涙!人気絶頂、新堀ギターオーケストラBグル−プ


“ジョンゴ”男の世界を快演!
 次は、今や人気実力とも絶好頂の新堀ギターオーケストラ<Bグル−プ>の十八番、「小さな世界」です。あのスキンヘッドがすっかりトレ−ドマ−クになった西川満志先生の暖かみのある指揮で、国際新堀芸術学院の学生達が小気味よいコ−ラスとフレッシュなアンサンブルを聴かせてくれ、クライマックスでは胸がジ−ンとなった人も多い筈。きっとこのグル−プのファンになった方も多い事でしょう。アンケ−トも「ウィ−ンの森の物語」に次いで最も人気の高かったプログラムでした。
 そして、もしかすると拍手が一番「強かった」のは、この国際新堀芸術学院の男性6人からなる「ジョンゴ」かもしれません。ソプラノ、アルト、プライム、プライムチェンバロ、バスギタ−、そしてギタロンと横一線に彼らは黒衣装に身を包み、スタ−トからF1の様な火の出る熱いサウンドとリズムが飛び出しました。原曲は南米の民族リズムが元になっているというだけに旋律にも強烈なインパクトがあり、途中息をもつかせないNRMやシャッフルが入り、各楽器の特徴を存分に生かした好アレンジで、聴衆は彼らの胸のすくパフォ−マンスに終始引き込まれっぱなしでした。Nメソ−ドの楽器編成に又新たなジャンルを開拓したパイオニア精神には拍手を送りたい。アンケ−トでは一言「男を感じた!」というものが印象的でした。


心に染みるクリスマスソング

   まず、すっかりお馴染みになったアコ−ディオンダンディ、上海出身の虞錫安先生が、新堀ギターアンサンブルとの協演で、ジャズ風「ジングルベル」を粋なリズムとサウンドで聴かせてくれました。
 続いて、新婚ホヤホヤの加藤卓司先生+加藤あなみ先生は、光る提灯ギタ−の二重奏で「きよしこの夜」を披露。幻想的な光と、繊細な音が共に心に染みてくるようでした。素朴でいてム−ドたっぷり、これこそギタ−だから出せる原点の「聖夜」の魅力です。


心洗われるソプラノと美しいフルートとの協演

 
長崎千惠さん
 ソプラノ歌手の横山政美さんは、心の洗われるような素晴らしい歌声で、シュ−ベルトの「アヴェ・マリア」「アメイジング・グレイス」を披露してくれました。ギタオケの音と人間の声はこんなにも良く合うものなのですね。会場全員が魅了されっぱなしでした。クリスマスならではのホットな協演でした。
 モ−ツァルト作曲「フル−トとハ−プの為の協奏曲ハ長調」は、今まで本格的フル−トとの協演はありませんでした。しかしソプラノギタ−が開発された事により、原調で挑戦する事が可能になり、今回が初めての挑戦となりました。
 フル−トソロの長崎千惠さんは、昨年9月に行われた40周年メインコンサ−トでもうすっかりお馴染み、今回はゴールドのフル−トで素晴らしい音色とテクニックを披露してくれました。ソロ群はハ−プを模倣し、少しでもその雰囲気を出す為“カンパネラ奏法”(音程の低い弦で、音程の高い弦よりも高い音を出し、あたかもハ−プ音のようなアコ−スティック効果が得られるような独特の奏法)を駆使し、よりモ−ツァルト本来の魅力に近づける努力がなされていました。きっとお楽しみ頂けたかと思います。


女性四重奏、ジャパンポップスに初挑戦!

 全国に多くのファンを持つ人気グル−プ女性四重奏は今回、Mr.チルドレンの「抱きしめたい」に挑戦。この曲は最近よく結婚式でも歌われ、カラオケファンの方にはおなじみの曲かもしれません。器楽演奏ですので、原曲(歌)よりは少し早めに演奏しましたが、ポップス調の明るいリズムを感じ取って頂けたかと思います。


サンサン・ナナビョ〜シ!

 「いや〜、参った参った。一本取られたよ・・・」
皆ニヤニヤしながら、NRM「祝宴」を聴いた聴衆の皆さんからこんな声が聞かれました。飯田先生の「快心の一撃」に、客席では皆さん吹き出しそうになるのを必死にこらえていたようです。
 実にユニ−ク且つ斬新な発想に、会場の皆様も思わず乗せられて手拍手をしてしまった方も多いのでは。でも小山先生の「チャッチャッチャッ〜〜の指揮が素晴らしい」と変な誉めかたをする方もいて、しばらくこの曲は物議を醸し出しそうです。


心温まるお話

 
ギターの音色をバックに
 コンサ−トの最後は、いよいよ音楽総監督の新堀寛己先生の登場です。ヨハン・シュトラウス作曲のスリルとユ−モアと溢れるポルカ「狩り」、そして華麗な指揮と見事なアゴーギクやギタオケサウンドで会場を釘づけにしてしまった歴史的名曲「ウィ−ンの森の物語」を披露致しました。新堀寛己先生と演奏者全員が、40年間の温かい聴衆や生徒の皆さんへの感謝の気持ちを込めて、この「ウィ−ンの森」を感慨深く演奏しました。
 コンサ−トの締めくくりは恒例の「聖夜」を会場の皆様と合唱し、最後にギタオケのBGMをバックに新堀先生がお話をされた時は、会場が温かい気持ちに包まれました。



今年も、ギターオーケストラとNメソ−ドにより
国際的な視野で活動して行きたいと思っております。
本当にありがとうございました。



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